インフルエンザワクチン、どうでしょうか!?
患者さんとの話で、予防接種の話になることがよくあります。
肺炎球菌のワクチンのことや、一昔前は子宮頸癌ワクチンの賛否、季節がら、最近はインフルエンザワクチンの話題がよくでます。
「いつ打った方が良いの?」
「まだ早いでしょう?」
「どのくらい(効果)保つの?」
患者さんにそろそろインフルエンザのワクチンどうですか?と勧めると大抵こんな話になりますね。
毎年同じやり取りをしている気がしますがね(^-^;
特に高齢で、風邪、インフルエンザ、肺炎等、拗らせると怖い人にこそ、積極的にお勧めしてるのですが、
「今まで打ってないからいいや」
「もう40年来、風邪ひいたことがない(先々週、風邪で来院されてますけどぉ~(+o+))」
「型があるんでしょう?ハズレだと意味ないし」
と、一蹴されると、なんだか悲しくなりますね( ;∀;)
とはいっても、ほとんどの方が、
「もうそんな時期か」
「じゃー打とうか」
「次回打つけー、紙(問診票)ちょうだいや」
等、好意的なんですがね。
先日、田辺三菱製薬が、世界最短の1カ月で製造するインフルエンザワクチンの承認を米国で申請し19年度の実用化をめざす。との記事を読みました。(2018年11月6日 日本経済新聞)
ワクチンを作るのに一般的なのは鶏卵を使う方法が知られていますが、このワクチン製造に使うのは「タバコの葉」だそうです。もっと驚いたのが、この技術は、米フィリップモリス(有名なタバコ会社)と共同で買収した企業の技術を使い開発したとのこと。製薬会社がタバコの葉に目をつけるのも面白いですが、相反するような業界との協業にも驚きました。毒を以て毒を制す。ですかね?(^-^;。
冒頭にも話しましたが、よくインフルエンザの流行の型が外れると効かないというようなことを聞くことがありますが、この技術を使えば、そもそも流行中に対応するものを作っちゃえばいいのでハズレませんね(^^)/
少し話を戻しますと、実際、型にはまっていなくても一定の予防効果がありますし、重症化を防ぐこともできます。よく意味がないから打たないという方がおられますが、特に高齢の方などには積極的な接種をおすすめします。接種後、大体2週間位で効果を発揮させますので、
日に日に寒くなってきている今日この頃、
そろそろ、インフルエンザのワクチン、どうでしょうか?( ◠‿◠ )