令和二年 おめでとうございます

あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いいたします

令和二年、令和も耳慣れてきましたが、旧年の途中から元年になったためか、もう令和二年かと思いますね(‘ω’)
昨年も書いたかもしれませんが、あまり寒くないので年末年始、特にクリスマスは実感がわかなかったですね((+_+))
冬物の上着も例年ほど出しておらず、特に厚いものはクローゼットに仕舞ったままです。

しかし、近年の気候の極端な変化をみていると、ひょっとするとこれから寒くなるかもしれませんね(これを書いている今はとても寒いです。)

近年の気候の極端な変化でいうと、旧年も自然災害が多発し、〇〇年に一度の災害を何回も聞いた気がします。当然、災害が発生するたびに多くの被災者が出ます。

新聞に、“東北大、「臨床宗教師」養成進む”(日本経済新聞 2020年1月4日)とあり、興味深く読みました。記事には、
『東日本大震災をきっかけに、災害に遭った人だけでなく、病気や老いに苦しんだり嘆いたりする人を精神的に支える宗教者「臨床宗教師」が活動するようになった。全国で最初に養成を始めた東北大の講座には、仏教僧らに交じり看護師や社会福祉士の姿も目立つ。さまざまな立場から被災者や患者、高齢者に寄り添う方法を探っている。』とありました。

臨床宗教師という言葉を初めて見ました。布教や伝道を目的とせず、宗派は問わない。専門の課程を終えた者を対象に資格を認定し被災地や病院、福祉施設などで心のケアに当たるそうです。

また、記事中、プログラムの一環で行う合宿について、
『「生きていてもしょうがない」と絶望する末期がんの患者役に接するロールプレーでは、臨床宗教師役の受講生に講師の大学教授らが次々と疑問点を指摘した。「なぜほほ笑んだ」「視線を合わせなかったのはどうして」――。受講生は「追い詰められた気持ちをごまかしたかった」「沈黙から逃げたかった」と、無意識の行動を一つ一つ分析した。』
スタッフの教授(宗教心理学)は『「対象者と向き合う中で自分の心がどう動くかを意識し、対人関係のくせや傾向を知る訓練だ」と解説する。』
とありました。

災害現場の報道や、被災者のインタビューを見るたびに、遣る瀬無い気持ちになります。
医療現場でも同様の状況になる場合もあり、参加者に医療従事者の姿が目立つというのもわかる気がします。

真摯に寄り添っているつもりでも、相手の思っていることや、価値観の違い、自身のコンディションに左右されることもあるでしょう、ましてや、深層心理、無意識のレベルまでの配慮となると、こういった専門的な訓練がいきてくるのだと思います。(圧迫面接のようで、精神的に追い詰めるのだなと思いましたが、うわべではなく、ここまでして気づかせ、寄り添えるだけのステージに寄せて行こうとするロールプレーなんでしょうね)

同時に、“生”からつづく“死”を乗り越えるために、と考えた場合、脈々と受け継がれてきた‘宗教‘のノウハウがいかされるのだろうと思います。

宗教も医療も困っている人を救いたい、助けたいという思いがベースだと思います。
自然災害を含め、どうしようもないことは確かに存在しますが、

改めて、今年は災害のない1年であってほしいと強く思います。

令和二年
本年もよろしくお願い致します